爽やか王子は悪魔のような人でした




「きゃ、小さい魚だ…可愛い、キュート、もうダメッ!」



キャーキャー騒いでると背後から黒いオーラの七瀬君が私の腕をつかんだ。



「なにがもうダメ、だよ。
おまえは勝手に動きすぎ。待てって言ったら待て。バカ。


本当おまえは方向音痴なんだからさ、1人で行動するな。わかったか?」



なぜか怒られてる私。



「うん、わかったよ。ねぇねぇ、それより見てよ、あの魚、可愛くない?」



「はぁ、そうだね、可愛いよ。」



何かを悟ったような顔をした七瀬君。



「俺が見とかなくちゃな。あのバカいついなくなるかわかんねーし。」



なんていったんだろ?ボソボソとつぶやく七瀬君の声は聞こえなかった。