「嘘だな。ものすごい動揺してるだろ、おまえ。」 「……っ、そんなことないよ。」 見透かされてしまい、慌てて否定する。 「ーー俺、おまえのこと好きだ。」 「…………え?」 好き?友達として?恋愛対象として? でも、荒木くん私のことイジメてたし… 冗談なのかも。 「本気だから。夏川に七瀬がいるの知ってるけどそれでも好きだ。 だから、少しは考えてほしい。 答えはまた今度でいいから。」 真剣な瞳に見つめられてなにも言えないでいると国語準備室の扉が開いた。