「はぁ!?

七瀬くんのほうが鈍感でしょ!?」



さくらのこと彼女みたいに言われたら誰だって勘違いするでしょ!?



「なんで俺が鈍感なんだよ!

由梨のほうが鈍感だろ! 俺の気持ち知らねぇで!」



「七瀬くんの気持ちってなによ!

七瀬くんだって私の気持ち知らないでしょ!」



言い合いはどんどんヒートアップしていって、いつの間にかさくらは七瀬くんの膝からおりてる。



「由梨なんも言ってくれねぇじゃん!

俺は由梨のこと好きなのに由梨、いっつも冷めてるし……」