会ってラブラブな感じを見たくない。



嫉妬とかして、七瀬くんに冷たく当たって嫌われるなんてイヤ。



だから、あくまでも“友達”って感じで会わなきゃ。



「……よし、行くか」



七瀬くんのその言葉で“いよいよなんだ……”なんて改めて思う。



七瀬くんのあとをついて、学校を出て歩くこと数分。



オシャレな一軒家の前で足を止めた七瀬くん。



「ここ、俺んち。入って?」