ガラガラッ…ー! 勢いよく扉が開いて、クラスが静まった。 「…ひっく…圭ちゃん…」 圭ちゃんは真っ直ぐに私のところにきて、 顔を覗いてきた。 「どうしたの?誰に泣かされた?」 「…ひっく…どうして、圭ちゃん…わかったの?」 「廊下通ったら、泣いてるの見えた。」 「…ひっく…ひっく…」