そしたら、いつかは離れちゃうのかな?
兄妹じゃなくて、恋人じゃなくて、
私たちは幼馴染。
いつか、離れちゃって
なんにも関係を繋ぐものがなくって、
そしたら、
私たち…ーー
チュッ…ーー
「…んっ」
圭ちゃんが、私の唇をみて細く目を開けながら
口付けしてる。
それは、薬を飲ませるためで。
だけど、
すごくドキドキして。
甘い圭ちゃんのキスが
ずっと続けばいいと思った。
それはきっと幼馴染の私たちには
許されないこと。
いつか、お互いに
別々の恋人ができたときに
とっておかなくちゃいけないこと。
けれど、
ファーストキスが、圭ちゃんで
よかった。


