「俺のこと好きだからじゃない?」 真面目な顔でそういった北野くん。 す… 「…好きなはずない…っ!」 思わず大声を出した。 「ひどい。」 北野くんは少し苦笑して、ベッドに戻って座った。 ドキドキするのは、好きの印? なんで、圭ちゃんにドキドキしないの? 私、圭ちゃんのこと、大好きなのに… 「幼馴染の海崎に抱きしめられても、ドキドキしないでしょ?」 北野くんがそう言って、首を傾げる。 幼馴染… 「男として、みてないから」 …男、の子… 圭ちゃん、は… 男の子…