小南 唯side>>





お母さんとお父さんが、旅行に行っちゃってさみしいけど



圭ちゃんが来てくれてるなら全然いい。





このまま、ずっと圭ちゃんがいればいい。



そんなことを思いながら、体を洗い終わって


湯船に浸かろうとすると…





「…き…きゃーーー…!!


け…圭ちゃん…圭ちゃ…っ!!!」






て、てて天井に


黒くて大きいアレがいる…!!






ペタッ…




しりもちをついて、体が震える。



虫嫌いなのに…アレが世界一嫌いなのにぃ…!



立てない…動けない…


早く、早く圭ちゃん…!