私はそんな言葉にもまたきゅんっとしながら
必死で顔を隠そうとするも、北野の力はやっぱ強い。
男だこいつ。
形勢逆転になってさっき北野をいじめたことを後悔するけど、もう遅い。
グイッと手を退かされて、私の真っ赤な顔を目の当たりにする北野。
チッ….
覚えとけ…
「…かなちゃんの照れてる顔、新鮮」
「…………は?
何自分もちょっと照れてんの」
「…だって、幼馴染だったらあんまりないじゃん。
お互いのそんな顔みること。」
「そうだね」
「でも、もうこれからは見るんだね」
「見るよ、だって幼馴染じゃなくなったもん」
「幼馴染じゃ、なくなったんだ」
「さみしい?」
「んーん」
北野はふるふると首を振った。
そして、ふふっと笑って「嬉しい」と言った。


