私は北野を離して、顔を覗き込んだ。
白い綺麗な肌に、ふわふわの猫っ毛かかって表情がわからないや。
北野はうつむいたまま、こくんっと一回頷いた。
そして、ゆっくりと顔を上げる。
「…それで…これから、もっと好きになる…」
そう言う北野のほっぺは、少し赤くて。
「…やっば、北野可愛い」
「…えっ、え、何急に」
「赤くなってんの、かわいいよ」
「…や、やめて…っ」
顔を隠そうとした北野の腕を、私はパシッと掴んだ。
「見る」
「やだ!」
「見せて」
「離して!」
必死で抵抗する北野と、それを面白がる私は
まるで子供の頃に戻ったかのように笑ってて。


