何傷ついてんの。
唯のこと好きでいても仕方ないじゃん。
そんなんで傷つくなら、私のこと好きになればいいじゃん。
「私は北野が傷つくのがいやだよ。
だって北野のこと、好きだもん」
前に北野に言われたことをそのまま言うと
北野はまだ驚きを隠せない様子で私を見る。
「でも俺、小南への思い残ったまま、琴乃のこと…__」
「いいよ」
私は北野の言葉を制止する。
「いいから。まだ唯が好きでも。
ただ私が、北野を手に入れたいだけ。
私のものにしてあげるって言ってんだから
そのうち強制でも、私のこと好きになるよ
北野は絶対に。」
私の自信に溢れた顔に、北野はもう一度目をぱちくりしたあと
ぷっと吹き出した。


