私はその手にハイタッチするように、自分の手を合わせる。
「…大きくなった」
「え、何、何してんの、わかんない」
「ほら、写真みて」
私がそう言って顎で写真の方を指すと、北野が振り返って「あーあ」と納得する。
「手、私より大きいよね」
「当たり前だよね」
「なんかさ、私だけ取り残されてるみたいでやだ。」
「何が?」
「手も大きくなって
身長も伸びて
それに伴って、どんどんかっこよくなって
モテるようになるし…
なんかやだな…」
「かっこいい?俺」
北野が私の言葉に、調子乗って聞き返してくる。
「かっこいいよ。めっちゃかっこいい」
でも私は、そんな調子乗れない。
こうやって北野といるだけで、本当はドキドキしてる。
かっこいいって言うのも、ノリなんかじゃなくて
本当は本当に思ってて、溢れるから。
迷惑かな。
北野は、私といたら楽だから
恋愛感情なんて邪魔なもの持ち込まないで
私が、幼馴染だから
だからこうやってクリスマス、誘ってくれたんだと思う。
でもひどいよ。私は
好きなのに、北野のこと。


