「だって当然、悠斗は叶のこと好きなんでしょ?」
と、みゆがさらっと聞く。
うーーーー、
わ
ーー
………
それはガチでダメなやつだよ
「え…」
北野はそう呟いて私を見る。
……見ないでよ、
ちょっと傷ついてる私の顔なんて見ないでよ
「違うよー、みゆ!
北野は他に好きな子いんの!
ま、叶わなかったけどねーっ!」
私がそう言ってケタケタ笑うと、みゆは「あ、そうなの?へぇー、どんな子?」とニヤニヤしながら北野を見る。
よかった、みゆがアホで。
私が北野を好きってばれてなくてよかった。
「えー…っと…可愛い子…?」
北野は戸惑いがちにそう答えて、「もう行くよ」と言って階段に向かう。
…可愛い子、か。
私、北野に可愛いとか言われたことあるかな。
うん100%ないね。断言するわ。
そっかそっか、北野も唯が
可愛くてしょうがないんだ。
まあ、女子の目からみてもあれだけ萌えるんだから
うん
そうだ、そうだ、そうだよね。


