唯は俺が、あまり自分を優先しないし
優しい、なんて思ってると思うけど。
俺だって本能でたら、完全に暴走するからね。
第一、この前始めて唯とやった日も
唯がめちゃくちゃ痛がったけど
俺、あんまりブレーキかけなかったじゃん。
それ分かってんのかな。
あ、でもそういえば……
俺は、その日のことを思い出して思わずククッと笑った。
「…圭ちゃん、どうしたの…?」
「いや、思い出し笑い」
「え、なになに!?何を思い出したのぉ!?」
唯は、教えて教えてと俺の服を引っ張ってくる。
「教えてほしい?」
「うん…っ、教えてほしい!!」
俺は唯の耳に口を近づけた。
「あの日、初めは痛がってたけど
ちょっとしたら
唯から腰動かしてきたよね」
俺の囁きに、唯は真っ赤になって「きゃーーーーー!!」と丸まった。
一方の俺は、笑いが止まらない。
腹痛いよ。
俺、Sっ気あるのかな。
いつもは恥ずかしくても泣くだけなのに、
この騒ぎ様は尋常じゃなく尋常じゃないな、うん。


