唯は、そんな可愛すぎる表情のまま近づいてきたけど、 鼻が触れるか触れないかで、プイッと顔を背けてしまった。 右手を俺の肩に 左手で涙を拭って 唯は真っ赤な顔でうつむく。 「どうしたの?キスしないの?」 「…ふ…っ…うっ…っ」 そうやって少しだけ泣きながら 唯は俺を見て 「…やっぱり…恥ず…かし…ぃ…ょ…」 と、消えそうなくらい小さな声で呟いた。 …か…っ!!! 可愛すぎるで賞。 恥ずかしくて泣くんだよ、唯は。 恥ずかしくて泣くんだよ。 恥ずかしくて泣くんだよ。 可愛すぎやしない?