小南 唯side>>








どうしよう…







どうしよう…












「どーーーーうーーーしーーーよーーーー!」








「うっさい死ね」





「し、死ねはひどいよ叶ちゃん…!」




私は叶ちゃんの言葉にダメージを受けながらも

やっぱりすぐに我に返って、「ど、どうしよう…」とまた繰り返す。






…だって…だって…






「…け、け…けけ…圭ちゃんの…」




「圭ちゃんの?」





「か、かかかか彼女…なんて…」





「彼女なんて?」





「…わ、私には…務まらない…気がする…!」









「は?何を言ってんのよ。」









私が一生懸命悩んでるのに、叶ちゃんはサラッとそう言って

また課題に取り掛かる。




昼休み、外が寒いので教室で叶ちゃんと

ほ、ほのか!とガールズトーク(?)中。





実はまだ、ほのかって呼ぶのに慣れてないだぁ…


叶ちゃんはたまに、「ほのかがどんなひどいことしたかわかってる?」

なんて聞いてくるけど…




でも、ほのかって本当にいい子な気がするんだ…


だって、圭ちゃんのことを好きになるような子なんだよ?



いい子に決まってる…!