唯は、少し首を傾げた。




大きな純粋な目が、俺を見るから










そんな唯に今まで唯を、どんな思いで見てきたかを自白するのは










とてもじゃないけど、やっぱり怖い。






俺は唯の髪に触れた。





サラサラで、細くて




天使みたいに綺麗な髪。






そのままいつもみたいに、優しく唯の頭を撫でて





「…俺、ね」






と話し始める。






唯は俺の言葉に、こくこくと頷いた。








唯の赤い頬は柔らかで、小さな唇はぷっくらとして可愛い。










長いまつげとくりくりの丸い目をうるうるさせて俺を見る。








その表情から、その仕草から





やっぱり本当に俺のことが好きなんだって、








簡単にわかった。