「…圭ちゃん、私のこと好き…?」 唯は、不安そうにそう聞いて来た。 そりゃそうか。 唯は俺の気持ち、知らないんだし。 ていうか、言ってもいいの? 何年、口を滑らせまいと努力してきたと思ってる? 可愛い唯のそばで、片時だって油断してはいけない、と 何度その言葉を飲み込んだと思ってるんだよ。 そう思うと、なんだか言葉に詰まって。 不安そうな唯を見たくなくて すぐに安心させてあげたくて そんな可愛い唯が心を曇らせるのがイヤなのに なかなか言葉が出てこない。