いや、変なのは俺なのかな。 俺はずっと、唯のことを避け続けてたから 急にこんな風に唯に触れて 多分、変だと思ってるのは唯の方だろう。 そのあと、山崎が相楽に連れ去られて 唯はしばらく黙ってうつむいていた。 その顔は心なしか赤くて、以前に唯が熱を出した時のことが頭を過る。 「…どうした? 唯、気分悪いの?」 俺がかがんで唯の顔を覗くと、 「…け…っ…いちゃ…っ」 と、しどろもどろになって俺から目を逸らす。 やっぱり変だ。 絶対変だよ。