「…えー…っと…」 私は相楽さんを見送ってから、圭ちゃんを見た。 どうしよう… …圭ちゃんが、私のこと好きって、 相楽さんがそう言ったから それが、頭の中を巡ると 思わず圭ちゃんから、目をそらしてしまう。 恥ずかしい… 「…どうした? 唯、気分悪いの?」 圭ちゃんが、かがんで私の顔を覗いた。 「…け…っ…いちゃ…っ」 そんなに見ないで…っ だけど、なんだか昔に戻ったみたいで 少し、嬉しい。