「……唯ちゃんって、本当にすごいよね。 いい子だね」 相楽さんはそう言って、ハンカチを取り出した。 「好きって、伝えてきなよ。 もう何も、怖いものはないでしょ? ほら、涙拭いて。」 私は相楽さんの手からハンカチを受け取って、何度も頷いた。 「友達になるのは、その後でね」 相楽さんがそう言って、体育館とは逆の方向に去って行ったのを見送って 私はその場を離れた。 だって 『もう何も、怖いものはないでしょ?』