『………』
台本にないセリフと演技に、少し体育館がざわつくのがわかる。
私も、焦って言葉がでない。
どうしたら…いい?
圭ちゃんに抱きしめられてる私は、どんは演技をしたらいいのかな…
『…私も、あなたが好きですジュリエット』
圭くんは、私がボソッと独り言のようにいった言葉に返事するかのようにそう言って、
私を離して、顔を覗き込んだ。
「「きゃーーっ!!」」と、会場内は、圭ちゃんの言葉に盛り上がる。(特に圭ちゃんのファンの女の子たち)
フォロー、してくれたの?
目で、そう言うと圭ちゃんは少しだけ目を細めた。
なんて言ったの?
そんな表情。
って、舞台でこんな目で会話してる場合じゃないや…!
そう切り替えて、アドリブの次のセリフを慌てて考えていると…
『仰ってくれなければ、わからない』
圭ちゃんが、私をみたままそういった。


