…相楽は、利用されてもいいくらい好きだった?
確かに相楽との始めてのキスで、相楽がすがるように繰り返したのは
「唯ちゃんが好きなんでしょう?
私が分かってあげるから…っ」
だった。
利用されてもいいくらい、それくらい好きなくらいだから
だから、今日も俺を思って自分から身を引いたの?
「……んー」
こんがらがった頭をかきながら、演劇の始まる30分前、役者の集合時間になったので体育館に向かう。
すると…
「海崎くん…っ」
相楽が俺を呼ぶ声が聞こえて、自分の耳を疑いつつ振り返った。
「…相楽…」
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