「昨日運ばれてきた子だよね?降りてきなよ」
さっきとは違う子が、降りてくるよう言う。
なんだ、こいつらは。
「女の子……危ない」
単語だけしか喋らない、眠そうな男の子もまた、降りてくるよう言う。
それでも私は無視しようとして、そのまま外壁の上を走って違う場所に行こうとした。
けど、お腹が痛み、行けなかった。