「って、そんなことよりさ!待たせてるの」
やばい、こんなに話し込むつもりじゃなかったのに。
時計を見て、過ぎていってしまった時間に慌てる。
時は金なり、そんなことが頭をよぎる。
よぎっただけで、過ぎ去って行ったが。
「誰を待たせてんの?」
小首を傾げ、立ち上がった私を見上げるようにして上目遣いになる心葉。
可愛いな、頭を撫でくり回したい。
私よりも背の高い彼にそんなこと、しゃがんでもらわないとできないけど。
「狼嵐の奴ら。卒業のお祝いをしようと思ってたんだけど、ちょっと変わっちゃった」
やばい、こんなに話し込むつもりじゃなかったのに。
時計を見て、過ぎていってしまった時間に慌てる。
時は金なり、そんなことが頭をよぎる。
よぎっただけで、過ぎ去って行ったが。
「誰を待たせてんの?」
小首を傾げ、立ち上がった私を見上げるようにして上目遣いになる心葉。
可愛いな、頭を撫でくり回したい。
私よりも背の高い彼にそんなこと、しゃがんでもらわないとできないけど。
「狼嵐の奴ら。卒業のお祝いをしようと思ってたんだけど、ちょっと変わっちゃった」

