揃えるのが上手で、吃驚しちゃうよ。
まったく、嬉しいことを言ってくれるから、笑えるよ。
お互いにまた顔を合わせて笑い合う。
その時間がすごく楽しくて、五人で遊びまくってた頃を思い出す。
「はいはーい、それより。なつ……妃彩髪切っちゃったの?」
ひとしきり笑い終えると、紘が手を挙げて言う。
気付いていなかったのかよ。
「そ。ばっさりー、すっきりー、とね。どうよ?」
「ばっちぐー」
「あんなに長かったのにな」
「いやでもいいんじゃない?」
「似合ってる似合ってる」