辺りは血だらけの人たちがかろうじて息をして転がっている。
なんとか家の中に入るも、庭よりもひどい有り様で、確信してしまった。
…………汐弥が来た。
「棗、棗!」
どうしようもない後悔と不安、恐怖に目の前が真っ白になる。
翔が掴んだ肩の僅かな熱から引き戻された瞬間、私は走り出していた。
樹彦さん!律さん!
一気に奥の座敷まで行き、襖を礼儀なんて無視に勢いよく開け放つ。
途端に鼻腔をつく濃い血臭と、目に飛び込んでくる二人の姿。
なんとか家の中に入るも、庭よりもひどい有り様で、確信してしまった。
…………汐弥が来た。
「棗、棗!」
どうしようもない後悔と不安、恐怖に目の前が真っ白になる。
翔が掴んだ肩の僅かな熱から引き戻された瞬間、私は走り出していた。
樹彦さん!律さん!
一気に奥の座敷まで行き、襖を礼儀なんて無視に勢いよく開け放つ。
途端に鼻腔をつく濃い血臭と、目に飛び込んでくる二人の姿。

