翔は書き終えたカードをプレゼントに私の分と一緒に包む。
こういう丁寧なところは翔には毎度すごいと思わせられる。
私、けっこう雑だし。
「よし、じゃあ家に帰ろうか」
メッセージカードも書き終えたし、早く渡したいし。
揃って倉庫を出て、バイクに乗る。
帰り道はワクワクするような気持ちでいっぱいだった。
誰かにプレゼントするというのは、思えばそんなにしたことがない。
伝わるといいな。
なんて、暢気過ぎて緩んでいた気持ちが、後から思えば恨めしい。
いつ来るかわからない恐怖に、きっと目を逸らしていただけかもしれない。