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「棗、黙っておこうと思っていたんだが、組の問題以前にお前が関わるからな、やっぱり話すことにした」
座敷には樹彦さんが上座に座っていて、その隣には律さんが正座している。
固く張り詰められた空気に、なんとなく察しがつく。
見つけられた、あの人に。
腹を括るしかないと、握り締めた手により一層力が入る。
生ぬるい日常の中、樹彦さんに座敷に来るようにと言われた。
最初は何をしたっけなどと暢気に構えていたが、閉ざされた襖を開け肌をさす空気に合点がいった。
「棗、黙っておこうと思っていたんだが、組の問題以前にお前が関わるからな、やっぱり話すことにした」
座敷には樹彦さんが上座に座っていて、その隣には律さんが正座している。
固く張り詰められた空気に、なんとなく察しがつく。
見つけられた、あの人に。
腹を括るしかないと、握り締めた手により一層力が入る。
生ぬるい日常の中、樹彦さんに座敷に来るようにと言われた。
最初は何をしたっけなどと暢気に構えていたが、閉ざされた襖を開け肌をさす空気に合点がいった。

