反抗的な目つきを変えないまま、彼は口元の血をこすりながら立ち上がった。
が、どこかが痛むらしく、眉間には深い皺を寄せてよろめく。
それを良かれと思って手を貸したところ、すんごい睨まれた挙げ句舌打ちまでされた。
「ねぇ、あんたここの人じゃないよね?何しに来たの?」
「はっ、何しに?決まってるだろ、喧嘩を売りにだよ」
初めて返ってきた答えがそれかよと、頭をかかえたくなるような暴言。