「じゃあ睨むのをやめて」
頬をかきながら、機嫌を直そうとする翔を置いて歩き出す。
けれどすかさず翔の言葉に呼び止められる。
「どこ行くの?棗」
「適当なとこ行く。翔はそこら辺にいて。もうデートとかくだらないこと思われたくないし」
じゃ、と言って人混みに紛れて行く。
後ろからは早めに帰って来るように言う翔の声だけ。
ひらりと手を振ってそれには答えたけど、振り向きはしなかった。
雑多な街だけど、やっぱりちょっとした路地裏に入ると絶えない喧嘩。
そりゃあそうだ。
防波堤のようなところだから、多いのは確かである。
頬をかきながら、機嫌を直そうとする翔を置いて歩き出す。
けれどすかさず翔の言葉に呼び止められる。
「どこ行くの?棗」
「適当なとこ行く。翔はそこら辺にいて。もうデートとかくだらないこと思われたくないし」
じゃ、と言って人混みに紛れて行く。
後ろからは早めに帰って来るように言う翔の声だけ。
ひらりと手を振ってそれには答えたけど、振り向きはしなかった。
雑多な街だけど、やっぱりちょっとした路地裏に入ると絶えない喧嘩。
そりゃあそうだ。
防波堤のようなところだから、多いのは確かである。

