バイクから降りると、私たちに気付いた傘下の強面共が寄ってくる。
「鬼麟さん、どうかしたんすか?」
「うおーっ、生鬼麟さんだーっ」
「翔さん翔さん!デートっすか!?」
わらわらと、周りを囲む男たち。
さすがに一般人も中坊を囲む男たちに不審な視線を注いでいく。
見るからに異質な風景だから仕方ない。
「こんばんは、デートじゃないですよ。そこのじゃじゃ馬姫が遊びに行きたいって言うからです。鬼の副総長にバレたら大変だから、皆さん内緒でお願いします」