不安も、恐怖も、全部消えるわけじゃないけれど、軽くなっていく心。
繋いだ手の温もりに、涙をこぼすとみんなは笑った。
そうしているうちに、眠気が襲って来て、みんな結局寝てしまった。
薄い意識の中、布団をかけてくれる律さんと樹彦さんを覚えていた。
困ったように笑いながら、一人ずつ頭を撫でてくれて、まるでそれが魔法のように、その日はあの日のことが夢に出ることはなかった。