「みんなは、リビングで待っててね」 台所からひょいっと顔を出すと、 理香子先輩が言った。 「あ、はい」 そうとしか言えなかった。 「むかつくーむかつくー」 とじたばたする美織をなだめて、 わたし達はリビングで 洸太が持ってきたアイスを食べていた。