君がメガネを外す時




美織は敵意むき出しで

「ちょっと、図々しくない?」

と耳打ちしてきたけど、


とりあえず会話が聞こえても困るので、

無視しておいた。


「悠人、わたしに手伝わせて」


さっさと台所に入っていった

理香子先輩の声が聞こえた。