頷こうとする美織の髪を 後ろから引っ張って止め、 「そんなことないです。 って言ってもこの家はわたしの家ではないですけど」 そう言った。 すると理香子先輩は人懐こい笑顔で、 「じゃ、遠慮なくおじゃましちゃうわ」 と靴を脱いだ。