君がメガネを外す時




美織は意識を取り戻したものの、念のための検査ということで処置室に入っている。


「悠兄は本当にそれでいいのかよ」

洸太が僕をまっすぐに見つめる。




「このままじゃ、悠兄も、美織も、縛られたまま一生恋もできないぜ」