ラバーズ


「簡単なことですよ、まず、檻のそとにいることから、外部からの侵入者か、脱獄者だと考えられます

次に前者の場合、誰かを脱獄させたいのだと考えられます

そうすると、貴女はそのお目当ての囚人を探しながらの逃走になります

しかし、貴女は檻の中を確認することなく出口を探して走っています

ゆえに後者の脱獄者だと考えられるわけです」

表情を変えず男性は淡々と言い放った。

「ええ、その通り…私、看守が私の牢の前で居眠りしている隙に鍵を奪って脱獄したの

けどまさか、最深部に向かって走っていたとはね…