君の手を

「美月はちゃんとノートとってるし見えてると思うんだけど」

太陽…

「それに俺、隣変わるなんてやだし」

「で、でも!美月は今、うんって!」

「美月。ほんとに見えないの?変わりたいの?」

見えないことなんてない。

確かに目は悪いけどコンタクトをしているから見える

「私は…私は…」


あぁ美咲ちゃんの目が痛い

なんでこんなことに

避けてきたのに

必死に取り繕ってきたのに



一人にならないために