「すごいな…太陽は」

「ん?俺がなんて?」

呟いた声は太陽に届いてしまったようで…


「え、いや…
太陽は私の持っていないものを
いーっぱい持ってるから
すごいなーって」

「美月が持っていないもの?」

「うん、太陽はほんとのタイヨウみたいに
きらきらで眩しいよ」

「…」

「私には眩しいくらいだよ」