「さっきは…すみませんでした…。」 「え?あぁ、いや、俺の方こそ、ごめん。」 男と私は食卓らしきものに座っていた。 「えと…これは?」 「あぁ、対したものじゃないんだけど、朝ごはん。」 潰れたハムエッグみたいなものに、 焦げたソーセージ。 あとは、お茶。 「あぁ…あはは。」 私は苦笑いをする。 「さっ、どうぞ。」 男はニコッと笑う。 「あ、はい。」 私は頷くと、焦げたソーセージを箸で取った。