あ… 「大丈夫か?」 助けてくれた人だ。 「昨日の夜は…大変だったな。」 男はベッドの端に腰掛ける。 近くで見ると、結構整った顔をしていることが分かった。 「…あ、あの…」 「ん?」 私は、落ち着いてから口を開く。 「昨日は、ありがとうございました…。」