桃色クレヨン



天宮はずっとベンチに座って見ていた。


俺と目が合うとニコッて笑う。


俺も天宮にニコッて笑い返す。


午前中の練習、ほとんど集中出来なかった。




『これ。よかったら食べて?』


天宮が差し出してきたのはお弁当だった。


『美味しそう~…だけどおかんが用意したお弁当もあるんだよな…。』


『そっか…ごめんね。』


っと言ってお弁当をしまいだした。


『あっ!そーだ。天宮!おかんが作ったお弁当、食べてくれない?』


『えっ…』


天宮は困った顔をした。


『さすがに二つは食べれないからさ…お願い!』


そう言って手を合わせて言った。


『わかった…』


『よっしゃ!!』


そう言ってお弁当を交換した。