桃色クレヨン



『秋山くん?』


天宮の声で俺は現実に戻った。


『あっ…どうした?天宮?』


『大丈夫?なんだかずっと考え込んでるから。』


っとしたからのぞきこむ天宮。


めっちゃ可愛い…。

俺は思った。


『大丈夫!ちょっと詩乃と連絡とれなくてな…。』


『詩乃って…名取(なとり)さん?』


一瞬、天宮の体が震えた気がした。


『そう名取詩乃!あっ…天宮と同じクラスだっけ…。』


『うん。でもちょっと苦手…。』


『そりゃ…天宮と詩乃じゃ真逆だもんな…タイプが』


『でも心配ないと思うよ。』


『えっ…。』


まるで知ってるような顔をして天宮は言った。


『いつも名取さん、お休みしているから。』


っと後から付け足すように言った。