レンはぶつぶつと呟くと




ふわっと体か浮いた



「うわっ!」



気がつくと俺の体は
ふわふわと浮き

そこら辺の家の屋根の高さより
高い位置にいた



「なっ、なんだよこれ!!」



慌てる俺にレンは



「レンの魔法!
しょうたの家までこれで
ひとっぱしりだよ!家までの道をイメージして」



と言うので素直に従った



次の信号を右に曲がって
2本目の道を左に曲がった3軒目…




するとその瞬間
目の前が明るくなったと思うと





「とうちゃーく!
ここがしょうたの家か!しょぼいねっ!」



自分の家のまえについていて
レンにけなされた事さえ気づかなかった






え?え?どういうこと?
なにがおこってるんだ!??





「ささっ!はいろー!」



自分の家でもないレンが
最初に家に入ろうとするので
さすがにしょうたも焦り



「まてよ!俺ん家に勝手に
知らないお前を入れれるわけないだろ!」


するとみるみる内に
レンの目に涙が溜まっていき



(まじかよっ!!)





「うえ〜ん!!」