ー私の物語は小学3年生から始まった。 「はーい、皆さん!今日は転校生を紹介するわ!」 突然朝の会で先生から告げられる言葉。 「わぁー!誰だろー?男?女?」 (どんな子だろ、) 周りはだんだん騒ぎ始める。 「はいっ!みんな静かに!さ、入って...」 ... 「わぁー、男の子?かな」 髪の毛は伸びていて女の子かと思ったけど格好は男の子。 「男の子だぁー!」 ふたたび盛り上がり始める。