文化祭はもう後半になっていた。 「あぁ!!」 『どうした明里?』 「お好み棒まだ食べてない!!」 明里はお好み棒と書かれた札を指さした。 お好み焼きを棒に巻き付けた食べ物だな。 『相変わらず食い意地張ってるな!』 「もう悠! そんなんじゃないし」 悠の肩を軽くこつく明里。 バシッてやるのはるいだな。