俺だけみとけ!





シワなくブルーシートの上でTシャツを延ばし、カラースプレーを持ってきた。



「黒だから黄色かピンクかなぁ?」



2色のカラースプレーを持ってにらめっこしている明里。



『明里はどっちが好き?』


「私はピンクかなー」


『ならピンクでいい』




明里は首を傾げると、笑ってうなずきピンク色のカラースプレーを持って俺の隣に座った。


色なんて、明里が好きな色なら何でもいい。


なんでも明里の好みがいい。



「ここに名前書くんだよ♪」



「はい!」って、明里は俺にカラースプレーを渡そうとした。



『明里が書いてよ?』