コツ、コツ、コツ…と 前を歩く明里のブーツのヒールの音が鳴る…―― 背が小さいのを気にしてか、今日は一段とヒールが高い。 『明里、よくそんなの履いて足疲れないな』 「実は言うと疲れるよ?」 明里は振り向き舌をぺろっと出した。 『あんま無理すんなよ?』 「わかってるって☆」