明里が見つめた先には幸せそうに手を握り合って歩くアイツの姿だった…。 「ねぇひぃ、私達の方が幸せだって見せつけに行こうよ!」 あれ? 『なーんだ、てっきり落ち込んだのかなって思った』 「そんなのしないって! 今、一番好きなのはひぃだけだから」 そう言うこと明里は笑って、「ほら、行こ?」っと手を強く握ってきた。 あんなに遠く感じていた明里が隣にいる。 アイツの隣にいた明里が…… 明里はただ真っ直ぐ前だけを見ていた。